”愛するこどもに食べさせたいもの”をつくる。


それがわたし達


Lepo / レポの「約束」

Lepo/レポは、


この子の病気をきっかけに、

食とはなにか?

を考え、つくったお店です。

Lepo/レポのはじまり、

それは息子の病気でした。

当時、息子は6歳。


出かけた先で、

たまたま一緒にトイレに入り、

その時、私は初めて、

息子の異変に気付いたのです。


彼は、私の前で

驚くほど真っ赤な血尿をしました。

息子自身も、初めて気付いた様子。

すぐに二人で病院へ。

が、原因が分からず次の病院へ行くも

そこでもわからず三軒目の病院へ。


そこでしばらく通院を続けましたが、

結局、診断がつかず

入院、退院を繰り返し

学校にもなかなか通えないまま、

月日は流れていきました。

そして、

9歳でやっと腎生検を受けることに。

はじめて血尿に気付いたあの日から、

すでに3年が経過していました。

3年待って、

ようやく医師から出された診断は、

”IgA腎症” という名の慢性腎炎でした。

この病気は

腎臓に 免疫グロブリン のIgAという蛋白が

沈着するもので、

国の指定する難病のひとつです。

生検で

息子の体から採取された腎臓の一部からは、

半月体と呼ばれる、

重症患者にしか見られない

組織が見つかり、

医師からは、「”治る”ことはない」と、

無情な告知を受けることに。

今以上に悪くしないように、

病気と上手く付き合うことだと。

そしてまだ未熟でちいさな体に、

多量のステロイドと、

免疫抑制剤の投与が始まりました。

投薬を始めると、

いままでの病状に加え、

ステロイド特有の副作用も現れはじめ

息子の顔は

パンパンにむくんでいました。

本当に治療になっているのか、

わたしは息子を苦しめているのではないか

毎日不安でたまらなかった。

当時、

その病院には、

同じような病気の子供たちが入院しており、

ほかのお母さんたちと、

「なにかあれば、

 私たちが子どもに腎臓をあげようね」

「母親が一番、

 移植のリスクが低いらしいよ」

「だからきっと大丈夫!」

そう励ましあって過ごした日々を、

今でも昨日のことのように思い出します。

そんな中、

わたしたちは

添加物を摂らない食事療法と出会います。

半信半疑な気持ちもありましたが、

無知ながらもなにか腑に落ち、

まずは調味料を

すべて買い替えることからはじめました。

化学調味料の入った”だしの素”は捨て、

それからは、

こんぶなどでだしをとる暮らしへ。

もちろん、すぐに結果は出ず、

変わらない病状が続いていました。

でも、

きっとなにかが変わるはず。

そう願い、添加物の摂取を極力抑え、

お肉よりお魚、お魚より豆をたべるように。

無添加であることと

わたしたちが

古来から取り入れてきた食を考えることも

たいせつな要素だと、

これが一条の光なんだと、

気付き始めていたのかもしれません。

食を変え、一年近く経ったでしょうか。

わたしの目にはその息子が、

入退院をくりかえしながらも

少しずつ、少しずつ、、

薄皮がとれるように、

元気になっていくように見えました。

入院の間隔も、少しずつ、

開いていくように、そう感じたのです。

食事に気を配りだして 

10年以上の月日が流れ、

あの日、医師に”治らない”と言われた息子は、

20歳を迎えました。

今は家を離れ、ひとり暮らしをしています。

なにより、一番驚いたのは、

息子自身ではないでしょうか。

彼は自分の体で実感したのか、

今でも出来合いのものは使わず、

毎日自炊をして暮らしています。

主治医からは、「奇跡だ」

と言われました。

病が、息子が、おしえてくれたこと

あの日のわたしは、

息子の病気は悪い事だと思っていました。

嘆くことしかしていませんでした。

でも、

たくさんの気付きや

学びをもらうことができました。

数多くの大切な出会いを、幾度となく運んでくれました。


『からだは、

 食べたものでできている。』


思えば、当たり前でシンプルなこと。

無知だったわたし達に、

幼かった我が子が、

自分のからだを通して教えてくれた 

たいせつな学びとなったのです。


わたしたちは、

食を変えることで、

人生がこんなにも変わりました。

普通に暮らせることの

素晴らしさを知りました。

今度はわたしたちが恩返しをする番です。


もっと安全で添加物に頼らない、

みなさんに安心して

食していただけるお菓子を作ろう!


そして2017年、

Lepoは生まれました。


Lepoのおやつは、

わたしたちが

つくったものです。

わたしたちが

納得いく原料だけを

使っていきます。

わたしたちが自分の子供に与えられるか?


それが基準であり、

Lepoのテーマでもあります

今日も、あなたの健康を、笑顔を願って。